与信管理パーソンのキャリアと悩み 審査マンは孤独な判断を求められる 与信不安を解消するツール AI与信

孤独感を解消する審査ツール

■孤独な審査パーソン

 

 拠り所のない世界で生き抜く与信管理パーソン。

 

 なぜその相手と取引してはダメなのか。その判断において、頼ることができるのは自分で収集した情報と、それに基づく見立てとロジックだけだ。

 

 すなわち、審査パーソン(与信管理・反社チェック・取引審査などの実務家)は取引の判断根拠について全て自分で説明しなければならない。

 

 対照的に、経理であれば「会計基準ではそうなっていますので」とか「顧問税理士に確認したら、そのような処理にしろと言われましたので」などと拠り所を示すことができる。法務も「顧問弁護士に確認したら、このような契約条項にしてくださいとのことです」などと伝えれば、伝えられた営業としてはそれで納得することが大半だろう。

 

 経理や法務の業務の目的は、会計基準や税法・関連法規に沿った「正確・適法な処理」であり、それらが拠り所となり、それに従った対応をすることは適切な仕事の仕方といえる。

 

 一方、審査の仕事、すなわち、取引相手が反社会的勢力に関係しているか(反社チェック)を含めた信用調査とその結果に基づく取引の判断(取引可否や与信限度額の設定など)は、そのような拠り所は存在しない。

 

 与信管理規定といったルールがあるとしても、それを作成するに際して何が正解なのか分らないし、個々の取引の審査において大雑把に記述される規定が具体的に役に立つことは少ない。

 

 審査パーソンの判断結果に対して、営業部門が異を唱え、どうしても取引したいと懇願してくる(時として怒鳴り込んでくる)ケースもある。

 

 営業から「アナタたち審査部が下した判断のせいで売上機会を逃して会社がつぶれたらどうするんだ!」などと凄まれたどうだろう。自分の判断が果たして本当に正しかったのか、自信が揺らいでしまうこともあるかもしれない。

 

 そのような営業からの「脅し(プレッシャー)」が無くても、自分の判断のせいで必死に頑張っている営業パーソンの実入り(成果給)が減ってしまうとすれば、自分の調べたことや所見(意見)が果たして適切なものだったか、独り自問自答することも多いはずだ。

 

 与信管理や反社チェックに携わる審査パーソンならば誰しも陥ったことのある孤独で不安な心理状況だと思う。

 

 

■審査所見の「照合」

 

 そこでだ。

 

 自分が調査したこと(信用調査会社を利用した調査も含む)、それに基づく自らの審査所見(意見)を、他のプロフェッショナルやAI(人工知能)が出した審査結果と照合できたらどうだろうか。

 

 例えば、自分が×を付けた企業について、他のプロ・AIも同じく×と評価した場合、それは自分の審査がズレていなかったということで安心材料となるはずだ。双方〇をつけた場合も同じだ。

自分が〇と評価した企業について、他のプロ・AIは×を付けた場合、それは審査として反省すべき事態かもしれない。

自分が×として評価した企業について、他のプロ・AIが〇を付けた場合、それは自分たちのほうが調査力や見抜く力が勝っていると考えられる。ただし、他社が〇の評価に基づいて取引を推進している横で、自社だけ取引を回避するという営業機会のロスをどのようにとらえるかという、別の問題も考慮しなければならない。

 

 いずれにしても、拠り所の無い審査パーソンにとって、拠り所とまではいかなくとも、自分の出した審査結果について、他者の評価と「照合」することができれば、仕事への自信にも繋がるし、リスクの見逃しを防止できる安心にも繋がる。

 

 

■審査結果の「照合」のススメ:アラームボックスの活用

 

 審査結果の照合に非常に役に立つツールがアラームボックスのパワーサーチだ。

 プロ審査マンとしてもお薦めできる機能を簡単にご紹介しよう。 

 

(1)信用チェック

 照合したい企業をサイト内で検索して情報を購入(ワンコイン:500円)すると、瞬時にその企業の信用リスクを「低」「中」「高」でランク付けし、ネガティブ情報の有無や発生時期などが確認できる。

 自分が検知していないネガティブ情報が登録されていたら(自分の調査不足を恥じることは置いておいて)ラッキーだと思うことだ。リスクを見逃さずに済んだのですから。

 特に「支払関連情報」についての収集レベルは高いと個人的に感じる。

 

(2)反社チェック

 パワーサーチの反社チェックには4つのサービスがある。

 私の言葉でいえば「反社DB検索」(反社会的勢力のデータベース検索)に相当するのが「ワインコイン」(500円)でできる反社チェックサービスである。これは即時に結果がわかる。

 しかし、昨今はズバリの反社情報だけをチェックしていたのでは足りず、「コンプライアンス」や「ネット上の書き込み(風評)」といった情報のチェックも欠かせない。

 従って、新聞記事とWEBまで含めた調査を行う「パーフェクト」タイプの反社チェックが推奨される。依頼すれば原則1~2営業日で回答がくる。その調査結果は整理されたレポートで見ることができ、それも保存できるので、いろいろな手間を省くことができる。

 

(3)ギャランティ:売掛保証

 いくら習熟した審査パーソンでも、全く新規の取引先について完璧な自信をもって審査所見を出すことは難しいだろう。まして相手の企業規模が小さく遠方にあり、自社の営業パーソンすら相手のことをよくわかっていない場合、取引の是非や適正な与信額(与信限度額)について確たる自信を持って判断を下せないこともある。

 そこで活用したいのが、アラームボックスの売掛保証「ギャランティ」だ。請求書1枚から売掛金を保証してくれる。

 手続は簡単。ウェブサイト上で取引先を登録すると、アラームボックスが自動で審査をする。実際に取引が発生したタイミングで、審査済の取引先一覧から対象を選び保証してほしい金額を入力するだけである。保証をかけていることを取引先に知られることはない。

 破産や民意再生、弁護士介入など法的手続きに伴う未入金に加え、支払い遅延による未入金もカバーされる。

 新規取引先についての審査パーソンの心理負担を軽減してくれるサービスといえる。

 

与信管理DX WEBのAI解析で企業の風評情報等をチェック  取引先をモニタリングし入手情報のランク付け 売掛金の保証を請求書1枚から 

 

 

■取次:弊社アクティブを通じてアラームボックスをお申し込み頂くメリット(特典)

 

 弊社はアラームボックスの代理店として同社のサービスをお取次ぎいたします。頂いたお問い合わせ・お申し込み情報を同社と共有させて頂きます。ご連絡およびサービスのご説明は同社が行い、その後のサポートも同社が実施しますが、弊社を通じてお申込みいただく独自のメリットがございます。

  1. 弊社の調査サービス(別途契約)について料金割引・ご利用条件の緩和をします。
  2. 弊社オンライン講座のアカウントを無料発行します(ご希望の場合)。本来のお申し込み条件(年商100億円以上等)を満たさない企業様でもご利用できるようになります。
  3. 弊社が審査をバックアップしているM&A支援機関をご紹介します(ご希望の場合)。厳格な審査により安心してM&Aサービスをご利用いただけると思います。