駄目な与信管理からの脱却【1】

「販売取引で販売先しか信用調査しない」

→はい、架空取引に引っ掛かります。


弊社のコラムや与信管理研修で繰り返し述べさせて頂いていることがあります。

 

それは、取引には「型」というものがあって、

そのうち詐欺や架空取引に巻き込まれる

典型的な「危ない型」というもの存在するということです。

 

上場企業クラスでも未だに典型的な「危ない型」にはまって、

詐欺の「被害」に遭ったということを見聞きします。

 

しかし、それは本当に「被害」でしょうか。

危ない取引として典型化されており、

本コラムでも、注意喚起しているにも関わらず(年換算13万PV程度ですが)、

典型パターンに引っ掛かる事例が散見されます。

 

これは「被害」というよりも、

組織として与信管理の基本がわかっていない

「内部統制の不備」とも言えるのではないでしょうか?

 

●与信管理の公式:「危ない型」

 

仕入先と販売先に介在する取引において、

仕入先への支払が先行する場合、

 ①仕入先から販売先への納品物の「直送」

 ②販売先から仕入先からの「直接発注」

といった形態加わると不正や詐欺リスクはさらに増幅する。

 

このような「公式的」取引においては、

仕入先が主導し、或いは販売先と結託して、

伝票操作だけで自社から多額の資金を詐取できる余地があります。

 

このような取引において仕入先を信用調査し

仕入先に取引限度枠を設定しない与信管理は、

内部統制上、非常に問題があります。

 

なぜこの取引が危ないかについては、以下のコラムをご参照ください。

 ・危ない介在取引

 ・直接発注・直送取引(ノーインフォメーション取引)

 

より詳しい資料は、アクティブ・ビジネス・ライブラリーでご提供しています。

ライブラリー会員様からは本テーマにフォーカスした研修や勉強会も無料で承ります。

 

与信管理というと債権の焦げ付きの話だと狭く捉えられがちですが、

この認識が与信管理を甘くし、内部統制を弱体化させていると考えられます。

 

ご関心のある方は、事業会社の与信・不正にフォーカスした

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